Kim Clijsters(BEL) def. Caroline Wozniacki(DEN)[9] 7-5 6-3 キムがやりましたねー! 公式戦復帰からわずか3試合です。
序盤はウォズニアッキが先にブレークし、押し気味に試合を進めていました。途中調子を上げてきたクライシュテルスがおいついたものの、再びウォズニアッキがブレークバック。5-4でサービング・フォー・ザ・セットを迎えますが、ここからクライシュテルスが猛チャージをかけ、1セット目を逆転で先取。
2セット目も勢いを持続させるクライシュテルスに、ウォズニアッキも引き離されないよう粘ります。ウォズニアッキは、ものすごい武器を持つわけでなく、いい守りとカウンターショット、考えたプレーで勝利をものにする、という男子でいうところのマレーみたいな選手ですかね。第6ゲームでクライシュテルスがブレークに成功、お互いサービスキープで迎えたクライシュテルスのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップ。最初0−30となったものの、その後4ポイントを連取、最後はスマッシュを決め、そのままコートにうずくまりました。
勝ったキムはもちろん(絶対前よりキレイになった)、敗れたウォズニアッキも笑顔で祝福し、試合もダレることなく、SFの後味の悪さを払拭するような見ていても気持ちのいい決勝戦になりました。
もともと笑顔で人気のウォズニアッキですが、今回またファンを増やしたのではないでしょうか。サンバイザーしていないとおデコが目立つんですが、お肌もおでこもピッカピカで若い、という感じ。
表彰式後にはキムの娘さんのジェイダちゃん(でいいのかな?JADAちゃん)が登場し、この子がまたくりくりの金髪でカワイイったらない。一緒に登場したダンナもなぜかセンターコートに出てきて、いいなー。センターコートに入れてw
マッチポイントから表彰式ダイジェスト
優勝後の会見。
ウォズニアッキも。
それにしても、公式戦復帰3戦目でGS優勝です。これがクライシュテルスにとっては2度目のGS優勝ですが、彼女は同時期にエナンがいたこともあって、ランキング1位経験者だがGSは無冠という時期も長く、ようやく全米で優勝できたのは引退の前年でした(つまり彼女は自身の全米連勝記録を更新中ですね)。なかなか手にできなかったGS優勝を、引退から復帰後3試合で再び手にするとは。家庭を持ったことがいい方向に出た好例ですねぇ。SF前セレナがジョークで「彼女はママになってより強くなったわ。私も子供を産もうかしら」などといっていましたが、テニスに集中するときとテニスのことをまったく考えないときというメリハリが生まれたのが好結果の要因でしょうか。
ちょっと思いつめた感のある最近のサフィーナを思うとそのことだけにとらわれてしまうのもよろしくないんだなぁと考えさせられますね。かといって他のことに煩わされすぎて、テニスに集中できなくなるんじゃ論外ですし(イワノビッチとかそうかもしれないですねぇ)、難しいです。
彼女自身今回は来季に向けての布石だというような話をしていたと思うのですが、今の女子のレベルが…とはいわないでおきましょう。現在GSでは最強のウィリアムズ姉妹を破っての優勝ですもんね。すばらしい。東レにきてくれるといいのになぁ。
おなじみNYのフォトセッション。不審そうなJADAちゃんw
posted by みるてに at 06:00
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GS2009